こきあ相談薬店では2回ほど薬膳茶の会を催しました。
第3回目がなかなか開催できずにおり、お待ちいただいている方には誠に申し訳ない気持ちです(m´・ω・`)m ゴメン…
しかし、この2月より新たに温灸講座を催すことになり、その時にいくつかの薬膳茶もお試いただこうと思っています。
ご興味のある方はぜひ、ご参加くださいね。
先日その試作を兼ね、丹波篠山のブランド黒豆「丹波黒」が大量に手に入りましたので「黒豆茶」を作ってみました。
本日はその黒豆茶作りのブログです。

目次
漢方の世界では黒豆茶は「アンチエイジングの特効薬」
黒豆茶は、漢方の世界では「アンチエイジングの特効薬」と言われるほど、女性や働き盛りの世代に嬉しい効能が詰まった飲み物です。
東洋医学では「腎」は生命力の源であり、老化と密接に関わる場所と考えます。そして黒豆、黒ごま、黒きくらげ、ひじき、わかめ、昆布、黒米、黒糖 などの黒い食材は五臓の「腎(じん)」に働きかけると考え、生命力の源である「腎」を補い、若々しさを保つのに役立ちます。
特に「黒豆」はそのすべてを高いレベルで兼ね備えた優等生といえます。
アンチエイジング(補腎): 白髪、抜け毛、腰痛、耳鳴りなど、加齢に伴うトラブルをケアします。
血の巡りを良くする(活血): 滞った血を流し、月経不順や肩こりの改善を助けます。
余分な水分を出す(利水): 体内の水分代謝を整え、むくみを解消します。
このように黒豆は「補う(補腎)」だけでなく、「流す(活血・利水)」という「足し算と引き算の両方ができる」のが最大の特徴です。
科学的に見た黒豆茶の成分分析
黒豆茶に含まれる成分は、現代科学の目で見ても非常に理にかなっています。
| 成分名 | 主な働き |
| アントシアニン | ポリフェノールの一種。強い抗酸化作用があり、眼精疲労の軽減や血管の健康を保ちます。 |
| イソフラボン | 女性ホルモン(エストロゲン)に似た働き。更年期症状の緩和や骨密度の維持に貢献します。 |
| サポニン | 脂質の代謝を促し、血液をサラサラにする効果や、ダイエットサポートが期待できます。 |
このように様々な点から健康のサポートが期待できます。
現代人に不足しがちな栄養素がぎっしり詰まった黒豆
黒豆は「補腎」以外にも、黒豆は現代人に不足しがちな栄養素がぎっしり詰まった「天然のサプリメント」のような食材でもあります。
1. 「畑の肉」としての優秀なタンパク質
黒豆は乾燥重量の約30%以上がタンパク質です。
- 必須アミノ酸のバランスが良い: 体内で合成できないアミノ酸をバランスよく含み、筋肉や肌、髪の材料になります。
- 大豆ペプチド: 脂肪燃焼を助けたり、筋肉の疲労回復を早めたりする効果が期待できます。
2. 血管と代謝を守る「3大機能成分」
補腎以外の健康維持に欠かせない成分です。
- 大豆サポニン: 血管に付着した脂質を洗い流す「石鹸(サポ)」のような役割。コレステロール値が気になる方に嬉しい成分です。
- レシチン: 脳の神経伝達物質の材料になり、記憶力や集中力の維持をサポートします。
- 大豆イソフラボン: 女性ホルモンに似た働きをし、更年期特有のゆらぎや、骨の健康(骨粗しょう症予防)を支えます。
3. 豊富なミネラルとビタミン
他の豆類と比較しても、黒豆はミネラルの含有量が高いのが特徴です。
| 成分 | メリット | 豆知識 |
| 鉄分 | 貧血の予防・改善 | ほうれん草よりも含有量が多く、吸収も良いです。 |
| カリウム | むくみ解消・血圧調整 | 塩分(ナトリウム)の排出を助けます。 |
| カルシウム | 骨や歯を強くする | 植物性食品の中では非常に豊富です。 |
| ビタミンB1 | 糖質の代謝・疲労回復 | 炭水化物をエネルギーに変えるのを助けます。 |
4. 腸内環境を整える
- 食物繊維: 不溶性食物繊維が豊富で、便通をスムーズにします。
- オリゴ糖: 腸内の善玉菌(ビフィズス菌など)のエサになり、腸内フローラを整えます。
黒豆は「トータルヘルスケア」食材
以上のように補腎(アンチエイジング)だけでなく、「血管掃除」「貧血予防」「更年期ケア」「デトックス」まで幅広くカバーしてくれるのが黒豆のすごいところです。
お茶として飲むだけでも成分は溶け出しますが、「豆そのもの」を食べることで、これらすべての栄養(特に食物繊維やタンパク質)を余さず摂取することができます。
自家製・黒豆茶の作り方
市販のティーバッグも便利ですが、乾燥した黒豆から自分で作ると、香ばしさが格別ですし、何より「煎りたての薬効」(=新鮮な状態)をしっかり取り入れることができます。
今回は私が実際にやってみた、最も成分を引き出しやすい「基本のフライパン煎り」の方法をご紹介します。
【準備するもの】
- 乾燥黒豆(スーパーの乾物コーナーにあるものでOK)
- フライパン
- しゃもじor菜箸
【手順】
- 洗って乾かす 黒豆をサッと水洗いし、1~2時間ほど水に浸した後、キッチンペーパーなどでしっかり水気を拭き取ります。(水気が残っているとムラになりやすいです。)
※お茶を出した後の黒豆を食べる場合は、2時間ほど浸した方が柔らかくなるとのことなので、私は2時間浸しました。 - 弱火でじっくり煎る(約10〜15分~30分) フライパンに豆を入れ、油を引かずに弱火で煎ります。焦げないように時々フライパンを揺すったり、しゃもじや菜箸で混ぜてください。
※この時に鉄製のフライパンを用いると鉄分も一緒に摂れます。
※浸す時間が長い場合は、焦がさないようにしながらまず中火で水分を飛ばした後、弱火でじっくり煎った方が早く出来上がります。私は2時間浸したので、完成まで書いてあった時間の倍の30分ほどかかりました。 - 皮が弾けたら完成 パチパチと音がして、皮がピッと割れて中身(少し緑や黄色)が見えてきたら火を止めます。香ばしい香りが立ち上れば大成功です。
※「皮の割れ」が大事: 黒豆のアントシアニン(黒い色素)は皮に多く含まれます。煎ることで皮を破っておくと、お湯を注いだ時に成分が溶け出しやすくなります。 - お湯を注ぐ 急須やマグカップに、煎った豆を10粒ほど入れ、熱湯を注いで3〜5分蒸らせば完成です!
※お茶を飲んだ後の豆は、立派な「補腎」の薬膳食材です。捨てずにぜひ食べてくださいね。
保存方法: 多めに煎った場合は、完全に冷めてから密閉容器(ジップロックや瓶)に入れて保存してください。2週間ほど香ばしさが持ちます。
いかがでしょう。非常に簡単につくれてしまう「黒豆茶」要するに「煎り黒豆」でありますが、私は煎りたての黒豆のあまりにものおいしさに、お茶にする前にほとんどパリポリとおやつに食べてしまいました(;^_^A
体調別に更なる効果が得られる飲み方
体調に合わせて他の黒い食材と組み合わせるとさらに効果的です。
- 【黒豆 + 黒ごま】髪のパサつき・ツヤ不足に: 黒ごまの豊かな「潤い(滋陰)」と、黒豆の「補腎」がダブルで働き、内側からしっとりとした健やかな髪や肌を育てます。
- 【黒豆 + 黒糖】 生理痛・肩こりがひどい時に:黒糖には体を温め、血を補いながら巡らせる(活血)力があります。黒豆のデトックス力と合わさることで、重い生理痛やガチガチの肩こりを和らげます。
- 【黒豆 + はと麦】足のむくみ・体が重い時に:はと麦は「利水」のプロフェッショナル。黒豆の利尿作用をブーストし、体内の余分な水分を効率よく排出して、スッキリとしたラインを整えます。
- 【黒豆 + 生姜】冷え性が気になる時に:黒豆の「血流改善」と生姜の「温め効果」が合わさり、指先や足先の冷えを和らげます。
- 【黒豆 + クコの実】目が疲れた時に:薬膳では「クコの実」も補腎と眼精疲労に良いとされています。
- 【黒豆 + シナモン】リラックスしたい夜に:シナモン(肉桂)は漢方でも体を芯から温め、血行を促進する生薬として使われます。スパイシーな香りが自律神経を整えてくれます。
- 【黒豆 + 牛乳(豆乳)】ホッと一息つく午後に:タンパク質とカルシウムを補給でき、満足感があるため、ダイエット中のおやつ代わりにもなります。
- 【ほうじ茶 + 黒豆】 香ばしさが倍増し、食事にもよく合います。
- 【ルイボスティー + 黒豆 】抗酸化作用がさらに高まり、美肌ケアに最適です。
簡単にできるアンチエイジング習慣、黒豆茶
黒豆の煮たのは甘くて嫌いと言う方も、ノンカフェインで体に優しく、香ばしい香りで心まで癒してくれる黒豆茶だと手軽に黒豆の効能を摂ることが出来ます。
しかも、なんの技術も道具も必要なく、ご自宅で超簡単に作れてしまいます!
「最近、疲れが抜けにくいな」「若々しさをキープしたいな」と感じたら、まずは一日一杯の黒豆茶から、自分を労わる習慣を始めてみませんか?
温灸講座のご案内

根本から治していくために
こきあ相談薬店ではお越しいただいた際に、お客様の生活スタイルや食事の摂り方などを詳しくお聞きし、それぞれお一人お一人に適した漢方薬、漢方食品、サプリメントなどをご提案すると同時に、その方に合った生活や食事の養生法をお伝えしています。
体調というものは一度正のスパイラルに入ると、どんどん良くなっていくものです。今現在、負のスパイラルに陥っているものを、正のスパイラルにもっていくことをサポートするのが我々がおすすめする物とアドバイスである思っていただければよいです。
これらを決め、始められるのはあくまでもお客様ご本人です。こきあ相談薬店が出来ることはそれを後方支援することです。
こきあ相談薬店へは下記の方法でご連絡いただけます。ご予約は公式ラインからご連絡いただくのが確実です。
お電話(06-7897-7116)、メール(kochia.yakuten@gmail.com)、公式ライン、ホームページのお問い合わせ欄https://kochia-yakuten.com/contact/で承ります。
このブログはこきあ相談薬店の薬剤師 芳田がお届けしました。最後までお読みいただきましてありがとうございました。

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