柔らかいものに触れるべし・・オキシトシン活のススメ

柔らかいものに触れるべし・・オキシトシン活のススメ

こんにちは。

こきあ相談薬店の薬剤師、芳田です。

本日もご訪問いただきましてありがとうございます。

さて。

ふわふわのタオルに　モコモコの縫いぐるみ、スベスベのブランケットや赤ちゃんのぷっくりほっぺたに触れた時・・・・

おおかたの方が「ふぅわ～～～～～～っ✨✨✨」というため息や言葉とともに、う～～～～～～っとりとした恍惚の表情？！を浮かべます。

思い浮かべただけでも頭の中にピンクの雲が浮かびますよね💕😻✨

実はこれには理由があります。

ひとはふわふわやモコモコ、すべすべ、もちもちのような肌触りの良いものに触れた時、脳内からは「オキシトシン」という物質が出でいるからです。

「オキシトシン」とは、別名「愛情ホルモン」といわれており、人間関係を円滑にする上で重要な役割を果たすホルモンです。

私が学生の頃はオキシトシンといえば、「お母さんが赤ちゃんにお乳を飲ませる時に出るホルモン」と習ったのですが、科学が進み、1990年代ころから、実はオキシトシンは、脳の様々な部位に作用し、社会的な行動や感情に深く関わっていることが明らかになってきているようです。

上記で愛情ホルモンといいましたが、具体的にはオキシトシンの効果は、①心を癒し、リラックスさせる効果。② 不安やストレスを軽減する効果。③幸福感や満足感を高める効果。④他者とのつながりを深め、社会性を高める効果。などがあるようです。

そしてオキシトシンは、

A:ハグ、手をつなぐ、キスなど、物理的な接触🤗。

B:家族や友人との会話、信頼関係を築くようなコミュニケーションなど、良好な人間関係が持てている時。

C: 他者への信頼感や共感が高まった時、または信頼関係を築こうとする際。

D: 陣痛や出産時。（子宮の収縮を促し、母乳の分泌を促します。）

E:ペットなどとの触れ合いや、音楽鑑賞など、心地よいと感じたり、愛情を感じたりする場面。これらのような時に分泌されます。

特に物理的な接触には、ハグや手をつないだりすることだけでなく、肌触りの良い物に触れるだけでも脳の快楽中枢が活性化し、オキシトシンの分泌が促されるそうです。

もちろん脳内物質は自然のものですので、上記の方法などで分泌を促すことはできますが、個人差があります。

健康状態や生活習慣によって、分泌量に影響が出る場合もあります。

もっとも影響が考えられるのはストレスがかかっている時。そういう時には、オキシトシンのみならず、すべての脳内物質のバランスが崩れてしまうのは想像に難くないと思います。

同様に孤独感や強い怒り、不安感、恐怖感、信頼関係の欠如などいわゆるネガティブな感情の時にもオキシトシンの分泌が減ってしまうでしょう。

人間、生きていればどうしても思うようにはいかず、心がささくれだったり、ネガティブな感情を抱いてしまうことがあります。

でも。大丈夫。

そういう時には柔らかい物、ふわふわの物を触りましょう。

触って触って触りまくりましょう。

それだけでオキシトシンが出るのですから。

現在、「ぬい活」というのが流行っているそうですね。

お気に入りのぬいぐるみを何時でも何処へでも一緒に連れていき、写真を撮ったり、そばに置いて過ごす人がふえているのだそう。

おそらく、そういう人は、オキシトシンの分泌が盛んにおこなわれていることでしょう。　

年と共に洋服や毛布の肌触りを重要視するようになってきたのも、おそらくオキシトシンの分泌を促すための自己防衛？（私のことです・・・）

オソラク　イヤシヲ　モトメテイルノネ・・・・(;^_^A

癒されたい方！さあ！！帰り道にふわふわのタオルを買って帰りましょう！

さしずめ、「オキシトシン活？！」

実は、それを想像するだけでも、オキシトシンの分泌は増えるのだそうですよ～(^_-)-☆

ふわふわのタオルを買って、顔をうずめている自分の姿を思い浮かべてみてください✨✨✨

もっとも安上がりな「オキシトシン活」です(*^^*)

最後までお読みいただきましてありがとうございました。

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