私たちの体は、約37兆2000億個もの細胞から成り立っています。これらの細胞一つ一つに存在する核酸は、生命活動の根幹を支える重要な役割を担っています。

本日のブログではこの核酸のもつ驚異の力について深堀します。

「第7の栄養素」と言われる核酸って?

核酸とは、遺伝情報を司るDNAと、その情報を基にタンパク質を合成するRNAの総称のことをいいます。かつては60兆個と言われていた細胞の数も、最新の研究では約37兆2000億個であることが分かっていますが、核酸は私たちの体全体に、その細胞の数だけ存在していることになります。

人が生きていくために必要な栄養成分にはタンパク質、脂質、炭水化物の3大栄養素にビタミン、ミネラル、食物繊維を加えた六大栄養素があります。近年、核酸が体の基礎代謝や健康維持に深く関わっていることが明らかになり、核酸は「第7の栄養素」として注目を集めています。

核酸は赤ちゃんの粉ミルクに入っているほど大切な物

核酸は動物や植物など、全ての生物に含まれる成分です。私たちが毎日食べている食品にも、化学合成されて出来たもの以外、天然の食材であればほぼ全てに含まれています。

また、核酸はアメリカでは1960年代から、日本では1990年代後半から、赤ちゃんの粉ミルクにも配合されており、成長促進や免疫力強化、アレルギー予防など、様々な機能性が認められています。現在では世界190カ国以上で使われていることからも、その安全性の高さが伺えます。

DNAは設計図、RNAは大工さん

核酸を構成するDNAとRNAは、それぞれ異なる重要な役割を担っています。

  • DNA:遺伝情報の本体であり、細胞の分裂・成長、エネルギー生産など、生命活動全般をコントロールする「設計図」のような存在です。
  • RNA:DNAの遺伝情報を読み取り、アミノ酸を繋ぎ合わせてタンパク質を合成する「大工」さんのような存在です。また、脳機能を活発にする働きも持ちます。

DNAは二重螺旋構造をしており、その中には膨大な遺伝情報が詰め込まれています。梯子の段にあたる所に遺伝情報が組み込まれており、1つの細胞内には30億段もの踏み段があると言われています。これにさらにRNAを加えると、1人の身体の中には計り知れない量の核酸があることがわかります。

遺伝子の不思議と病気のスイッチを入れてしまう活性酸素

私たち人間の遺伝子は、99.9%が同じです。残りの0.1%が、私たち一人ひとりの個性や特徴を形作っています。一卵性双生児の場合は、遺伝子が100%同じであるため、外見や性質が非常によく似ています。

人間の遺伝子は約2万2000種類あり、そのうち約5000種類は病気に関わる遺伝子だと言われています。しかし、病気の遺伝子を持っていても、必ずしも発症するとは限りません。

病気の発症には、遺伝子の「スイッチ」がオンになることが関係していると考えられています。このスイッチは、加齢や生活習慣の乱れ、ストレスなどによって遺伝子が傷つけられてオンになるとされています。

飲酒や喫煙の他、様々な外的要因などでストレスを受けると、体の中に活性酸素が増えていきます。この活性酸素が細胞を傷つけることで、病気のスイッチがオンになってしまうのです。

核酸の自己複製とタンパク合成という働き

核酸には、主に以下の2つの働きがあります。

細胞の自己複製

細胞は毎日ダメージを受けたり老化したりしています。そのため、常に新しい細胞を生み出さなければなりません。そこで、寿命を終えた細胞は死ぬ前に分裂して自己複製し、新しい細胞を作り出しています。

細胞の古さはその人の年齢ではなく、細胞が自己複製されてからの時間の経過で決まります。つまり、自己複製したばかりの細胞は新しく、複製から時間が経っている細胞は古いということです。

新しい細胞と古い細胞ではエネルギー産生力、細胞修復力、代謝能力、この3点に大きな差があります。

新しい細胞は古い細胞に比べてエネルギーを生み出す力が強く、効率よくエネルギーを産出できます。また、細胞修復力が高いため、細胞内の DNA が損傷を受けた時も速やかに修復します。

核酸には DNA の修復に関わる酵素 「ERCC1」の賛成を促進する働きがあります。
この酵素を働かせることで、細胞の癌化などの変異リスクを低減させています。

さらに古くなった細胞では基礎代謝力が低下するため、細胞内の老廃物を効率よく排除できませんが、新しい細胞は効率よく老廃物を排除し、代謝を上げることができます。

このように自己複製された新しい細胞は体内で重要な役割を担っていますが、この細胞の自己複製には核酸が欠かせません。なぜならば、その細胞の核の原料となるのが核酸だからです。

核酸が不足すると新しい細胞が正常に生み出せなくなるため、体の機能が低下してしまいます。新しい細胞と古い細胞がスムーズに入れ替わることが健康な体を維持する上でとても重要なのです。

タンパク質の合成

核酸は私たちの体に必要なタンパク質を作り出す働きもしています。

人間の体には様々なタンパク質があり、その量は体重の20% ほどだとされています。水分を除くと固形物の約50%がタンパク質で体内でもかなりの量を占めていることがわかります。

タンパク質と言うと、皮膚や骨筋肉などをイメージされる方が多いですが、消化酵素や代謝酵素などの酵素もタンパク質で出来ています。脂肪酸やホルモンなどを運ぶアルブミンや、血中で酸素を運ぶヘモグロビンなど輸送タンパクと呼ばれるものもタンパク質の一種です。さらに免疫抗体の他インスリンホルモンや成長ホルモンなどのホルモン類もタンパク質に含まれます。

タンパク質が合成される場所は部位によって異なります。例えば、コラーゲンは皮膚や骨軟骨で作られ、ヘモグロビンは骨髄、アルブミンは肝臓、インスリンは膵臓、消化酵素は消化器で作られます。このように、身体を健全に保つには必要な場所で必要な量のタンパク質がしっかり作られることが重要なのです。

タンパク質の原料はアミノ酸です。しかし、アミノ酸だけではタンパク質を作ることができません。アミノ酸はたくさん連なることでタンパク質になります。核酸はアミノ酸をくっつける役割をしているのです。そのためにタンパク質を作るためには、アミノ酸と共に核酸を十分に補うことが大切です。

核酸はどうやって身体の中で作られるの?

核酸は、体内で「デノボ合成」と「サルベージ合成」という2つの方法で合成されます。

  • デノボ合成:アミノ酸などを原料に、肝臓や腎臓で一から合成する方法です。10段階以上の過程を経て作り出すため、多くのエネルギーを必要とします。
  • サルベージ合成:食事やサプリメントから摂取した核酸を利用する方法です。デノボ合成に比べて、ある程度出来上がっている原料から核酸を作り出すので、少ないエネルギーで済みます。

この2つの合成方法をパズルに例えると、デノボ 合成は大人用のパズルのようにピースが細かく数が多いため、組み立てるのに労力(=エネルギー)をたくさん使い ます。一方、サルベージ 合成は子供用のパズルのようにピースが少なく比的簡単に組み立てることが出来きるため、あまり労力(=エネルギー)を消費しません。

もう少し具体的にいうと、生物の生命活動に欠かせないエネルギーがATP (アデノシン三リン酸)です。よく身体のエネルギー通貨と言われます。1つの核酸を作るのにデノボ合成では5ATP が必要となりますが、食物から核酸を作るサルベージ合成の場合は1 ATP で作ることができます。

つまり、サルベージ合成では5分の1のエネルギーで一つの核酸が作り出せるということで、エネルギー消費を抑えながら効率よく核酸を合成できるため、体への負担が少ないと言えます。

核酸のサプリメントを摂取している方からはよく体が楽だと言われます。これはサルベージ合成によって、 ATP を節約しながら核酸を作ることで体内のエネルギーを保てているからなのです。

1日に必要な核酸の量ってどれくらい?

体重50kgの人で考えると、1日に必要な核酸の量は約2gです。一般的には食事からのサルベージ合成で約1g、残りの1gはデノボ合成から作られると言われています。しかし、加齢や食生活の乱れによって2gが作られず、体内の核酸が不足すると、細胞の複製やタンパク質の合成が滞り、様々な健康問題に繋がる可能性があります。

1日3食からの食事で取れる核酸はだいたい1g程度と言われています。したがって残りの1g はデノボ合成で補うことになります。ところが年齢と共にデノボ合成の能力はだんだんと落ちてきます。

きちんとした食事で1日1g を摂取できていなかったり、加齢によって肝臓の働きが落ち、核酸の合成能力が落ちていたりすると、核酸が不足してタンパク質を合成できず、細胞の複製もちゃんと行われないため、健康に不具合が起きてしまうのです。

ヌクレオチドプールという核酸の貯蔵庫

細胞には核酸を貯めておくヌクレオチドプールという貯蔵庫のようなものがあります。ヌクレオチドプールがしっかりと満たされていると細胞分裂がきちんとできますが、満たされていなければ細胞分裂は十分できません。

つまり、ヌクレオチドプールのバランスが崩れてしまうと、細胞の複製に影響が出てしまうのです。

ヌクレオチドプールを満たすためには デノボ合成かサルベージ合成によって核酸を作る必要があります。

しかし、加齢によってデノボ合成能力が落ちたり、食事から適切量を摂取できていなかったりすると、このプールをなかなか満たせません。

細胞のターンオーバーと核酸の関係って・・・

私たちの体では、毎日約3000億個もの細胞が新しく生まれ変わっています。

アポトーシスという遺伝的にプロミングプログラミングされた細胞の死によって新しいものに置き換わっていくのですが、前章までで述べてきた通り、核酸は新しく作られる細胞の核の原料となります。そのため、核酸が不足していればば細胞は分裂することができません。

例えば、肌の細胞は若い頃は28日周期でターンオーバーしているとされています。

しかし、年齢を重ねるにとつれターンオーバーに必要な日数は伸びていきます。これは加齢によってヌクレオチドプールが満たされにくくなり、細胞分裂ができなくなっているためです。

すなわち、加齢によって核酸の合成能力が低下すると、細胞のターンオーバーが遅れ、古い細胞が蓄積しやすくなります。その結果、肌の老化や免疫力低下など、様々な悪影響が現れる可能性があるということです。

このようなことから、常日頃から普段の食事に加え核酸のサプリメントも上手に取り入れるなどして、ヌクレオチドプールを十分に満たしてあげることが重要になってきます。

核酸(DNA/RNA)サプリメントで若々しさと健康を!

こきあ相談薬店が取り扱っている核酸サプリメントは、日生バイオ株式会社の核酸サプリメントです。DNAやRNAを豊富に含む成分を凝縮した健康食品です。

  • DNAの原料:
    • 北海道産の鮭の白子から抽出されたDNAを使用。鮭といえばイクラのイメージがありますが、北海道では白子を鍋に入れるなどしてよく食されています。
    • 鮭の白子にはDNAが豊富に含まれており、これを抽出したものが原料として使われています。
  • RNAの原料:
    • ビールやパンに使われる食用酵母「サッカロマイセス・セレビシエ」という酵母菌から抽出されたRNAを使用。
    • この酵母菌には3%ほどのRNAが含まれています。これをさらに80%ほどまで濃縮したものが原料として使われています。

核酸(DNA/RNA)サプリメントの科学的根拠

日生バイオ株式会社の核酸サプリメントの効果は、長年の研究によって数々の特許として認められています。

  • 遺伝子酸化損傷抑制剤としての特許:
    • 活性酸素によるDNAの損傷を防ぎ、さらに損傷してしまったDNAの修復を促進
    • ビタミンEよりも強力な抗酸化作用
    • 加齢とともに減少するDNA修復酵素の働きをサポート
    • 損傷した遺伝子の修復を助ける
  • 脂質吸収抑制剤としての特許:
    • 中性脂肪の分解・吸収を抑制し、抗肥満効果が期待できる
  • 低密度リポタンパク酸化抑制剤としての特許:
    • LDLコレステロールの酸化を抑制し、動脈硬化などのリスクを軽減
  • 糖吸収抑制剤としての特許:
    • 糖の吸収を抑制し、血糖値の上昇を穏やかにする
  • 増血臓器回復促進剤としての特許:
    • 造血作用を促進し、貧血の改善をサポート
  • 女性の更年期障害の抑制に関する特許
    • 血管運動神経症状、自律神経症状、精神症状、全身倦怠感、関節痛、皮膚症状など、更年期症状の様々な症状を緩和する効果が期待されます。

これらの特許は、核酸サプリメントが科学的に効果が認められていることを示しています。

その他:美容効果:

  • 細胞の新陳代謝を促進し、肌のハリや弾力を改善
  • 肌のトラブルを改善する効果が期待できる

気をつけて!核酸(DNA/RNA)サプリメントの選び方・摂取方法

  • 高品質な製品を選ぶ:
    • 信頼できるメーカーの製品を選ぶ。
    • 物によると核酸の成分がごくわずかしか入っていないものも出回っているようです。成分表示を確認し、DNAやRNAの含有量を確認。
  • 継続して摂取する:
    • サプリメントは医薬品と異なり、即効性はありません。
    • 毎日継続して摂取することで、効果を実感しやすくなります。
  • バランスの取れた食事と適度な運動:
    • サプリメントだけに頼らず、バランスの取れた食事と適度な運動を心がけましょう。

首のイボがなくなりました!!!

女性疾患の症状の緩和を目的に核酸サプリメントを服用していただいた30代の女性のお客様から頂いた声です。

以前より、首に小さなイボがポツポツと出来ていて、洋服を脱ぐ時などにそれが引っかかって痛く、とてもそれがストレスになっていたそうです。

今までも市販のイボが取れるのを謳っている化粧品を何種類か試しても全然効果がなかったとのこと。

ところが、核酸のサプリメントを飲み始めた(どれくらいだったかは覚えておられないそうです)ある日、そのイボが無くなり首がスベスベツルツルになっていることに気が付かれたそうです。

ご自分だけでなく、ご主人が「首、きれいになったよね~~」と言ってくださったそうで、「とても嬉しいです!!」と言ってくださいました。

もちろん個人差があり、すべての人に同じような効果があるとは言えませんが、核酸が肌の新陳代謝を良くしたことからイボが取れたのだと思われます。

私たちも思わぬ報告をいただいてとても嬉しかったです。

核酸サプリメントは、私たちの健康と美容を多角的にサポート!

核酸サプリメントは、私たちの健康と美容を多角的にサポートしてくれる可能性を秘めた健康食品です。

ただし、サプリメントの効果には個人差があります。また、持病がある方や薬を服用中の方は、専門家に相談してから摂取するようにしましょう。

日々の健康維持に、核酸サプリメントを賢く活用してみてください。

ご興味のおありの方は下記の方法でこきあ相談薬店までご連絡ください。また、ご予約は公式ラインからご連絡いただくのが確実です。

お電話(06-7897-7116)、メール(kochia.yakuten@gmail.com)、公式ラインホームページのお問い合わせ欄https://kochia-yakuten.com/contact/インスタグラムのDMで承ります。

次のブログは2024年に「マイクロRNA分子」がノーベル生理学・医学賞をとった時のブログです。このブログでも核酸のことを簡単にまとめておりますので、よろしければこちらの方もぜひ、ご覧ください。

ノーベル賞マイクロRNAとこきあ相談薬店

目次1 世紀の大発見!「マイクロRNA分子」って一体何?2 生命の設計図!DNAとRNA、そしてマイクロRNAの役割3 細胞の材料保管庫!ヌクレオチドプールと健康の関係4 料理キ…

このブログはこきあ相談薬店の薬剤師 芳田がお届けしました。最後までお読みいただきましてありがとうございました。

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