
赤ちゃんや小さなお子さんは見ているだけでも飽きませんが、その上ニコッと笑ってくれたりすると、もうたまりませんよね~~(≧∇≦)✨✨✨
こちらまで幸せな笑顔になってしまします。
本日はそんな「笑顔」の効能を科学的なデータを用いてお伝えします。
このブログが皆さまの「笑顔」のお役に立つことを願っています。
目次
「笑顔はチョコバー2000個分」
この実験はご存じの方も多いかもしれません。
今から22年ほど前の2003年頃に、イギリスの研究者とHP(ヒューレット・パッカード)社によって行われた、面白い実験です。
この研究結果は、心理学者のデビッド・ルイス博士 (Dr. David Lewis)によって分析・発表され、その後、講演家であるロン・ガットマン氏が自身の著書や講演で引用したことで世界的に広まりました。
その実験の内容というものは、脳の報酬系が、様々な刺激に対してどれだけ活発に反応するかを定量的に示そうと試みたもので、具体的には成人ボランティア 109人を対象とした臨床試験と、成人1,000人へのアンケート調査で、笑顔の写真を見せたり(友人、愛する人、子どもの笑顔)、現金、チョコレートを与えて、その刺激に対する「気分向上価値 (mood-boosting value)」を、電磁波脳スキャン装置と心拍数モニターを使用し脳と心臓の活動を測定、数値化するというものです。
その結果、一度の笑顔が脳にもたらす快感や幸福感の刺激は、チョコバー約2,000個を食べたときと同じレベルの脳刺激で、約16,000ポンド(当時の為替で約280万円)の現金を獲得したときに匹敵するとされました。
さらに実験では、誰の笑顔を見るかによって、脳が受ける刺激のレベルが異なることが示されました。
- 子どもの笑顔:
- 脳への刺激: チョコバー約2,000個分に相当
- 経済的価値: 約16,000ポンド(当時の為替で約280万円)の現金を受け取ったときと同等
- 愛する人の笑顔:
- 脳への刺激: チョコバー約600個分に相当
- 友人の笑顔:
- 脳への刺激: チョコバー約200個分に相当
以上のように、特に「子どもの笑顔」を見たときに、被験者の脳の報酬メカニズムが極めて強く活性化することが分かりました。これは、チョコレートのような純粋な快感物質の摂取だけでなく、社会的なつながりや愛情といった要素が、人間の幸福感に非常に強力に作用することを示しています。
「子供の笑顔」最も強い刺激をもたらすのは、人間が持つ「保護本能」や、子どもの持つ無垢で純粋な表情が、特に強力なポジティブな感情(親愛の情)を引き起こすためと考えられます。この効果は、必ずしも親子関係に限定されません。
また、私たち人間には、他者の表情を見ると、その表情を司る脳の領域が活性化する「表情フィードバック」「ミラーニューロン」という働きがあります。
つまり、鏡のようにお互いの感情を映し合うため、純粋な笑顔は見た人の気分を自動的に向上させ、オキシトシン(愛情・信頼のホルモン)などの分泌を促します。
したがって、赤ちゃんや子供のその無垢でポジティブな表情に触れるだけでこちらまで幸せになるのは、自身の脳内で幸せホルモンが分泌され、強い幸福感を得られるという科学的な根拠があるのです。👶😊
幸せホルモンの放出がポイント
笑顔がこれほど大きな効果をもたらすのは、上記のように脳内の「幸せホルモン」が関係しています。
その幸せホルモンには以下のようなものがあります。
- エンドルフィン (Endorphin): 多幸感をもたらし、痛みを和らげる効果があります。
- セロトニン (Serotonin): 気分を安定させ、抗うつ作用を持つ癒やしホルモンです。
- ドーパミン (Dopamine): 喜びや快感を生み出すホルモンです。
- オキシトシン(Oxytocin):信頼関係や愛着を深めたり、他者への共感や思いやりといった社会的な行動を促進するホルモンです。
さらに、笑顔には心理的な効果だけでなく、身体的なメリットも確認されています。
- ストレス軽減: ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌を抑制します。
- 免疫力向上: 免疫機能を高める効果が示唆されています。
- 長寿: 過去の野球選手の写真を使った30年にわたる追跡調査では、写真でより強く笑顔を見せていた選手ほど、平均寿命が長かったという研究結果もあります。
つまり、この「チョコバー2000個分」という数字は、大量の砂糖と脂肪分(カカオバターなど)を含むチョコバーを摂取することで得られる一時的な幸福感(ドーパミン放出)を、たった一度の笑顔が上回ってしまうほど強力な幸福感と健康効果があることを分かりやすく伝えるための象徴的な表現として使われているのです。
※チョコレートバーとは板チョコ、もしくはヌガー、キャラメル、ナッツ、クッキー、ビスケット、ウエハース、シリアルなどをチョコレートでコーティングした棒状のお菓子のことで、例えばキットカット、スニッカーズなどのようなチョコレート菓子のことです。
チョコバーの幸福感の正体
かつて何かのCMで「美味しい物は脂肪と糖でできている!」というものがありました。みな様はご存知ですか?まさしくその通り!!と思ったものです。
この章ではそのからくりをお伝えします。
からくりがわかれば、脂肪と糖の誘惑から解放されるかも・・・・しれません。
大量の砂糖と脂肪分(カカオバターなど)を含むチョコバーを摂取したときに得られる一時的な幸福感は、主に脳の「報酬系(ほうしゅうけい)」の活性化とドーパミンの大量放出によるものです。
これは、人間が進化の過程で、生存に必要な高エネルギー源(糖質・脂質)を優先的に摂取するようにプログラムされた結果生じる、本能的な快感のメカニズムです。
ドーパミンとは喜びや快感を感じたとき、またはそれを期待したときに脳内で分泌される神経伝達物質で「また同じ行動をしたい」という強い動機づけを生み出します。
砂糖や脂肪を多く含む食べ物(高カロリー食)は、本能的に脳の報酬系(特に側坐核など)を強力に刺激し、大量のドーパミンを放出させます。
その結果、脳は、この「高カロリー = 快感」という体験を強く学習し、次に空腹を感じたり、ストレスを感じたりしたときに、その快感を再び得るために同じ食べ物を強く求めるようになります。これが「また食べたい」という欲求につながります。
特に砂糖(糖質)は血糖値を急激に上昇させ、それに伴い気分を高揚させる作用があります。特にドーパミンを強く、継続的に放出しやすいことが知られており、中毒性が高い原因の一つと考えられています。
また脂肪は、口の中でとろけるような独特の舌触りや風味(食感)を生み出し、感覚的な快感を高めると同時に、高カロリーであるというシグナルを通じて、報酬系を刺激する効果を増強させます。
これらの砂糖と脂肪が組み合わさることで、単独で摂取するよりもさらに強い快感をもたらします(ハイパーパラダイス効果とも呼ばれます)。
同様に、甘い洋菓子やかつ丼、ラーメン、ピザ、フライドポテトなどのような糖質と脂質の組み合わせのものも、脳に「最高のエネルギー源を手に入れた!」と認識させ、報酬系を強く活性化させます。これにより、一時的に強い幸福感や満足感(「美味しい!」という感覚)を得るわけです。
この強い快感の記憶が脳に刻み込まれるため、ストレスを感じたときや空腹時に、脳がその快感を再び求めてこのような高カロリー食を強く欲するようになります。これが、高カロリー食がもつ中毒性(依存性)のからくりです。
そこで。
赤ちゃんや子供の笑顔は「チョコバー2000個」分の刺激に相当する訳でありますから、これらの脂肪と糖で出来た物を食べたい!!という衝動が起きた時に、赤ちゃんや子供の写真を見れば、その衝動は少しは治まる・・・ということにはなりませんかね~~~~。理論的にはそうなります。
もちろん、チョコレートや甘い洋菓子、かつ丼、ラーメンなどを食べてはいけない!!と言っているのではありません。このように中毒性を持つことをきちんと理解したうえで、たまに楽しみとして食べることは生活に潤いをもたらします。
と、話が脱線しました。
作り笑いでも幸せホルモンアップ
お話を「笑顔」の話に戻します。
実は、自分以外のひとの笑顔を見るだけでなく、自分が笑顔を作るだけでも、脳が「楽しい」「幸福だ」と錯覚し、同様に快感ホルモンを分泌させるフィードバックループが生じることが他の研究でも確認されています。
つまり、たとえ心から楽しいと感じていなくても、笑顔(特に口角を上げる動作)はこれらのホルモンを分泌させ、脳を「今、幸せである」と錯覚させるフィードバックループを生み出すと考えられています。
これらは笑顔は単なる表情ではなく、他者との関係性を通じて、物理的な報酬(食べ物やお金)をはるかに超える強力な心理的・生理的影響を人間に与えることを示しています。
チョコバーが切れるとまたすぐに次のチョコバーが欲しくなるように、物質的な快感は持続しません。
しかし、笑顔で得られる幸福感は、人間関係という長期的な資産を築き、あなたの人生の土台を安定させる効果があります。笑顔は、一時的な快楽ではなく、生涯続く幸福の基盤とも言えます。
人間以外に笑顔は作れるのか?
オーストラリアに生息するクオッカ(Quokka)は、口角が上がったような独特の顔立ちから「世界一幸せな動物」と呼ばれます。 これは、彼らの先天的な口の構造によるものであり、人間のように感情を表現するために意識的に作っている表情ではありませんが、視覚的には「笑顔」にみえます。

おそらくクオッカをみるだけでもチョコバー何本分かの報酬系は回りそうですね。
チンパンジーやゴリラなどの霊長類は、遊びの最中に人間が人間がくすぐられたり、ふざけているときに出る笑顔に近いものと非常によく似た表情をします。これは、相手に対して「これは遊びだよ、攻撃ではないよ」というシグナルを送るためのものだそうです。ただし、歯を見せる表情は、状況によっては「服従」や「恐怖」を示す場合もあるそうです。
また犬は飼い主と遊ぶときやリラックスしているときに、口元がゆるみ、舌を少し出して人間でいう「ニヤリとした顔」に見える表情をします。これは、人間が笑顔で接した際にオキシトシン(愛情ホルモン)が相互に分泌されることで、学習された行動だと考えられています。
一方猫は口角を上げるような表情はあまりしませんが、目が細まり、ヒゲが下がり、ゴロゴロと喉を鳴らすリラックスした状態が、猫にとっての「ご機嫌な笑顔」に相当すると言えます。この表情を見るだけでも十分癒されますよね。
さあ!鏡をみて口角をあげよう!!
笑顔一つで、場の空気は和み、人間関係はスムーズになり、ストレスは軽減されていく――。これは全て、脳内で分泌される幸せホルモンがもたらす、科学的な事実であることがわかっていただけましたでしょうか。
もしあなたが今、心から笑えない状況にあったとしても大丈夫。「形から入る笑顔」でも、脳はしっかりと反応してくれることもわかりました。
さあ、毎朝鏡の前で口角を少し上げて深呼吸。あなたのスマイルが、今日一日を、そして誰かの明日を、きっと明るく照らします。
おまけ。
「毎朝鏡を磨くと、自分磨きになる」ということをご存知ですか?
自分の顔が写った鏡を磨くのに、仏頂面で磨く人はおそらくいないのではないでしょうか?
誰でもきっとニコニコしながら自分の顔を磨くでしょう。
あなたが鏡の前で笑顔を作った瞬間、あなた自身の脳内で幸せスイッチが入ります。
そうすることにより、きっと一日のスタートが気分よく始められることでしょう。
そして続いて、あなたのその幸せそうな笑顔・姿を見た人にも自動的に幸福感が伝染します。
つまりあなたの笑顔一つが、まわりに幸せな気分を広げるスタートボタンになるのです。
そういう訳で、朝、歯を磨きながら鏡を磨く。これ、お勧めです。
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こきあ相談薬店ではお越しいただいた際に、お客様の生活スタイルや食事の摂り方などを詳しくお聞きし、それぞれお一人お一人に適した漢方薬、漢方食品、サプリメントなどをご提案すると同時に、その方に合った生活や食事の養生法をお伝えしています。
体調というものは一度正のスパイラルにさえ入ると、どんどん良くなっていくものです。今現在、負のスパイラルに陥っているものを、正のスパイラルにもっていくことをサポートするのが我々がおすすめする物とアドバイスである思っていただければよいです。
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