高級バターを頭に乗せて・・・

こんにちは。

こきあ相談薬店の薬剤師 芳田です。

本日もご訪問いただきましてありがとうございます。

さて。

江戸時代初期の臨済宗の僧で、日本臨済禅の中興の祖と称される白隠禅師という偉いお坊様がおられます。

有名なお坊様なのでご存じの方も多いのではないでしょうか。

偉大なお坊様でありながら偉ぶることはなく、禅を庶民にもわかりやすく伝えることを目指し、多くの書画や説話を残されています。

その中の一つに「夜船閑話」(やせんかんわ)という有名な書物があります。

これは白隠禅師が晩年に病に伏せながら、自身の体験や悟りを元に書いた書物です。

禅の教えとともに、白隠禅師が実践し、効果を実感した健康法や、自らの心の内を観察し、その働きを理解することで、心の平安を得るための方法(内観法)が説かれています。

これらは白隠禅師自身も数々の先達から教わり、それを自分のものとした、いわば昔から代々受け継がれてきた教えを、わかりやすくまとめたものといえます。

本日はそのなかのひとつ、健康法についてお話したいとおもいます。

この健康法は白隠禅師が26歳の時に、修行の厳しさから心も体もボロボロになっていた時に、京都北白川の山中に住む仙人、白幽仙人から教わったと夜船閑話には書かれています。(実際は実在の人物かどうかはわからないそうです。)

厳しい修行で心身の不調がマックスになっていた白隠禅師は、その仙人から教わった「軟酥の法」(なんそのほう)という方法で心身の健康を取り戻したということです。

その「軟酥の法」とは。

そもそも軟酥(なんそ)とはなんぞや。

酥(そ)とは牛乳を煮詰めて作った古代のバター(チーズともいえるかも)のような物のことで、軟は言葉どおりやわらかいこと。すなわち、貴重なやわらかいバターのような物です。

さしずめ、めちゃくちゃ香りのよい高級バターのようなものですね。

そして、ここからはイメージの世界に入ります。

いいですかぁ~・・・・

①座禅を組んだ頭の上に、アヒルの卵くらいのその軟酥(以後バターといいます)を乗せ、それが温まり、徐々に溶けていくイメージをします。

②静かに呼吸をしながら、まずはその溶けたバターが頭の中に上から順に浸透してゆき、頭の中が温かくなると同時に、頭の中の悪いものを溶かし一緒に持ち去っていってくれるイメージをします。

③次にそれが首、のどのあたりに到達して、首、のどが温かくなり、首やのどの悪いものを溶かし持ち去ってくれます。

④次は肩、胸、腕と順番にバターが浸透し、温かくなってゆき、悪いものを溶かして持ち去ってくれます。

⑤食道、胃、腸、心臓、肺、肝臓・・・・・次々に各臓器にバターが浸透し、各臓器が温かくなり、悪いものを溶かして持ち去ってくれます。

⑥そして最後は足までバターは到達し、悪いものが溶けたバターは足の裏から対外へ出ていってしまいます。

ゆっくりとしたひと呼吸ごとに一つの臓器をイメージし、かつ、気になる部分があれば、そこに、より意識を集中してバターをいっぱい送り込むイメージをするとなお良いそうです。

この軟酥の法を実際に行うと、体全体が温まり、心身が軽くなったことを感じ、感謝の気持ちすら湧き上がってくるようです。

実際にこれで白隠禅師はすっかり心身の健康を取り戻し、83歳まで長生きされています。(あの時代では超長寿!!)

どうでしょう?やってみたくなりませんか??

ただし、これは片手間ではできません。

全集中!!!が大切です。

というのも、私もこれを書きながらやろうと思いましたが、無理でした。

やはり、静かな所で心を落ち着かせ、呼吸に集中して行うことが大切なようです。

この科学の時代に何言うとるねん?!?!といわれそうですが、私は無きにしも非ず・・・どちらかというと「ありかな」と思っている健康法です。

ここまでたいそうな?!方法ではなくとも、毎朝、身体の各臓器や部位に「ありがとう~」とお礼を言うと、その日一日体調が良いと言われている方もおられます。

一日の終わり、お風呂に入った時に、一日頑張ってくれた身体の各部位にお礼を言うのでもいいと思います。

お布団の中でもいいのではないでしょうか。

取り替えが効かない自分の身体は、他ならぬ自分自身がもっとも大切にしないといけませんよね。

さあ!今日から皆様も、時間がある方は「軟酥の法」を、時間がタイトな方は「各臓器にお礼を」。

心身の健康維持・増進のためにやってみましょう。

そろそろお正月休みに入られる方も多いと思います。この機会に、ぜひ。

最後に。本物のバターを頭に乗せることはしないでくださいね。おそらく大変なことになります(;^_^A

最後までお読みいただきありがとうございます(^^♪

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