こんにちは。
こきあ相談薬店の薬剤師 芳田です。
本日もご訪問いただきましてありがとうございます。
スーパーの果物コーナーで幅を利かすのが梨や葡萄から柿に変わってきました。
田舎育ちの私はお金を出して柿を買うことを長年、納得出来ずにいましたが、
(ようするに、田舎では柿は買うものではなく、庭先に生っているもの、もしくはそれを貰うもの。どうしてもお金を払ってまで買う気になれないものだった。笑)
ここ数年は、ついつい買い物かごに入れてしまうようになりました。
しかし、お店で買う柿よりも、今でもたまに田舎からいただく、↑↑↑の写真のような、庭先の木で穫れた柿の方を美味しく感じてしまうのはこれ、いかに。
この柿をいただいた時の話は以前の↓↓↓ブログに書いております。よかったらそちらもご覧ください((^^♪
https://kokiayobaablog.com/obaakakiwokurau
柿は身体の熱を冷ましたり、肺を潤したり、のどの渇きを止めたり、酒を解毒しれくれたりする効果があります。
よって、から咳や喉の乾燥、二日酔いなどによいとされています。
肺の機能が担保されると身体のバリア機能が保たれ、細菌やウイルスなどの侵入が防げ、結果、感染症にかかりにくくなります。
*現代の栄養学的には、ビタミンCをはじめ、カロテンや食物繊維などの健康成分が凝縮され、免疫力の向上や美肌効果、腸内環境の改善、二日酔いの予防などに効果があるそうです。
また、柿の葉は、奈良や和歌山の柿の葉寿司に代表されるように、柿の葉には殺菌効果があるといわれ、食材を包むことにより数日程度の保存に適するようになります。
柿の葉を乾燥してお茶にしたものは、ビタミンやミネラルが豊富に含まれており、血圧を下げる効果やむくみを解消する効果があります。 柿の葉に含まれるタンニンには、抗菌作用や殺菌作用がるため、風邪予防にも役立ちます。
とくに 柿の葉のビタミンCはプロビタミンCというビタミンCになる前の状態のもので 、熱や加工に強いのが特徴なのだそうです。(通常のビタミンCは熱に弱く、熱すると壊れて減ってしまいます)
また、きれいに洗った柿の葉をお風呂に入れると、肌のトラブル(荒れ肌・湿疹・かぶれ・吹き出物など)を解消したり、血行を促進する効果があるようです。
戦国武将の武田信玄は柿の葉を合戦に持って行き、お湯に入れたり、「柿の葉の煮汁」で傷を癒したという、『信玄の隠し湯』という言い伝えもあるようです。
さらに、柿のヘタは「柿帝湯」というしゃっくりを止める漢方薬につかわれています。
このように柿は葉や実、そのヘタまで捨てるところがないくらい私たちの健康に役立つ果物のようです。
「柿が赤くなれば医者が青くなる」といわれるのもうなずけますね。
これを書きながら、今日の帰りは絶対に柿を買って帰ろうと心に決めました。
ハハハ(笑)
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