お正月気分も抜け、また日常が戻ってき中、胃の調子がいまいち・・・、胸やけが・・・。そのような悩みを持っておられる方はありませんか?

最近・・・というよりはかなり以前から逆流性食道炎を患っておられる方によく遭遇します。

今は亡き実母もそうでしたし・・・実は私も年1回の胃カメラ検査で数年前に指摘されたことがあります。

最近は食事などに気を付けているほか、漢方の服用で不快な症状は少なくなっていますが、美味しいからと焼肉などをついつい食べ過ぎるとひどい胸やけを起こし、その後が大変なことになり、調子に乗って食べ過ぎたことを後悔する羽目になります。

本日はそんな逆流性食道炎のお話を深堀していきます。

このブログが胃や食道の不快感などに困っておられる方のお役に立つことを願っています。

胃や食道の不快な症状はありませんか?

イントロダクションでは逆流性食道炎といっていますが、胃酸や胃の内容物が食道に逆流することによって、不快な症状(胸やけ、呑酸など)や食道の粘膜に炎症やびらん(ただれ)といった障害のいずれか、または両方が起こる病気を、専門的には胃食道逆流症(GERD)といいます。

そして、胃酸の逆流によって実際に食道の粘膜に炎症(びらんや潰瘍など)が起きてしまった状態を一般的に逆流性食道炎というようです。

今回のブログではびらんや潰瘍の有無にかかわらず、胸やけや呑酸などの不快な症状を含む胃食道逆流症(GERD)全般のお話をします。

日本消化器病学会診療ガイドライン2015のデータによると、日本人の胃食道逆流症の有病率は約10%ほどと推定されるそうです。(下URL参照)

https://tsukamoto-naika.org/GERD_SynryouGuideline-2021-KaiteiDai3pann.pdf

1990年代後半より胃食道逆流症(GERD)の有病率は著明に増加してきましたが、最近では穏やかな増加にとどまっているようです。

1970年代と比較して1990年代では日本人の胃酸分泌機能が亢進していましたが、ここ20年では変化が少ないこと、ピロリ菌感染率の減少や除去療法の普及により胃酸の分泌が増えている人がいる一方で、胃食道逆流症(GERD)疾患概念の普及、強力な胃酸分泌抑制剤(PPIなど)が広く使用されるようになり、効果的に症状がコントロールできるようになったことなどがその原因として考えられるとのことです。

いずれにせよ、有病率10%とは、およそ10人に一人が胃食道逆流症(GERD)であるということはもはや国民病といってもよいのではないでしょうか。

胃食道逆流症(GERD)にはどうしてなるの?

GERD(胃食道逆流症)の原因は一つではなく、複数の要因が複雑に絡み合って発生します。

主な原因とリスク要因は以下の通りです。

1. 胃食道逆流防止機構の機能不全

胃と食道の境目には、食べ物が胃に入った後に逆流を防ぐための仕組みがあります。これがうまく機能しないと逆流が起こりやすくなります。

  • 下部食道括約筋(LES)の弛緩:
    • 一過性下部食道括約筋弛緩: 食後など、一時的にLESが緩んで胃の空気をゲップとして排出する際に、同時に胃内容物も逆流してしまうことがあります。これが頻繁に起こるとGERDの原因となります。
    • LESの基礎的な締まりの低下: 加齢による筋力の衰え、特定の薬剤(高血圧治療薬のカルシウム拮抗薬、狭心症治療薬の硝酸薬など)、喫煙、アルコール、カフェイン、高脂肪食などがLESの締まりを弱めることがあります。
  • 食道裂孔ヘルニア: 胃の一部が横隔膜の穴(食道裂孔)を通って胸腔内に飛び出してしまう状態です。これにより、LESが正常な位置からずれてしまい、胃と食道の境目の閉鎖機能が損なわれ、逆流が起こりやすくなります。

2. 胃酸の分泌過多と胃の運動機能異常

  • 胃酸の過剰分泌: 胃酸の分泌量が多いと、逆流した際に食道への刺激が強くなり、症状が出やすくなります。
    • ピロリ菌を除菌したことで、それまで抑制されていた胃酸分泌が回復し、胃酸分泌量が増えることがあります。
    • ストレスも胃酸分泌を促進することがあります。
  • 胃の運動機能低下(胃排出遅延): 胃から食べ物がなかなか十二指腸へ送られず、胃の中に内容物が長時間留まると、胃内圧が高まり逆流が起こりやすくなります。
    最も一般的な原因の一つは糖尿病によるもので、血糖コントロールが不良な場合に、神経障害(糖尿病性ニューロパチー)によって胃の運動を司る迷走神経が損傷を受けることがあります。これにより、胃の蠕動運動が弱まり、胃排出遅延が生じます。
    また、胃や食道、あるいはその周辺の臓器の手術後(特に胃切除術や迷走神経を切断する術式など)に、迷走神経が損傷を受けたり、胃の解剖学的構造が変化したりすることで、胃排出遅延が起こることがあります。
    その他には.薬剤の影響によるもの、パーキンソン病、多発性硬化症、全身性強皮症(強皮症)、甲状腺機能低下症、摂食障害、加齢などによっても起こることがあります。

3. 食道のクリアランス機能の低下

食道のクリアランス機能とは、逆流した胃酸を食道が胃へ押し戻す働き(蠕動運動)や、唾液による洗い流す作用(唾液分泌)のことで、この機能が低下すると、食道が胃酸にさらされる時間が長くなり、炎症が起こりやすくなります。

  • 食道の蠕動運動の低下: 加齢や特定の疾患(膠原病など)によって食道の動きが悪くなることがあります。胃から逆流した胃酸や内容物を、蠕動運動により物理的に胃へ押し戻すことで、食道から「洗い流す」役割を果たします。(ボリュームクリアランス)
  • 唾液分泌量の低下: 唾液には、酸を中和する「重炭酸イオン」が含まれています。また、唾液を飲み込むことで、食道に残った少量の胃酸を洗い流す効果もあります。加齢や薬剤、シェーグレン症候群などで唾液の分泌が減ると、逆流した胃酸を中和・洗い流す作用が弱まります。

4. 腹圧の上昇

お腹にかかる圧力が高まると、胃が圧迫されて胃内容物が食道に押し上げられやすくなります。

  • 肥満: 内臓脂肪の蓄積などにより腹圧が高まります。
  • 妊娠: 子宮が大きくなることで胃が圧迫されます。
  • 便秘: 腸内ガスや便の貯留により腹圧が上昇することがあります。
  • 姿勢: 前かがみの姿勢(庭仕事、床掃除など)、猫背、腰が曲がった姿勢なども腹圧を高めます。
  • 服装: 腹部を締め付ける下着や衣服(コルセット、ガードルなど)。
  • 腹部に力を入れる習慣: 力仕事や排便時のいきみなど。

5. 食道の知覚過敏

胃酸の逆流がそれほど多くなくても、食道の粘膜が刺激に対して過敏になっている場合、強い胸やけなどの症状を感じやすくなります。NERD(非びらん性胃食道逆流症)の患者さんによく見られる要因の一つです。

6. 生活習慣・食生活

様々な生活習慣や食生活がGERDのリスクを高めたり、症状を悪化させたりします。

  1. 食べ過ぎ、早食い: 胃内圧の上昇やLESの一過性弛緩を引き起こしやすくなります。
  2. 高脂肪食: 脂肪の消化に時間がかかり胃に留まる時間が長くなるほか、LESを緩めるホルモンコレシストキニン(CCK)の分泌を促すことがあります。
    コレシストキニンは、脂肪の消化を助けるために、胆のうを収縮させて胆汁の分泌を促したり、膵臓からの消化酵素の分泌を促進したりする働きがあります。
    この一連の消化プロセスの一環として、胃から十二指腸への内容物の排出を調整するために、胃の動きを緩やかにしたり、同時に下部食道括約筋(LES)を緩めたりする作用があります。LESが緩むことで、胃の中の圧力を適度に逃がすという生理的な役割もあると考えられますが、これが頻繁に起こると胃酸の逆流を引き起こし、GERDの原因となってしまうわけです。
  3. 特定の食品・飲料:

    チョコレート・・・チョコレートに含まれるメチルキサンチン類(テオブロミン、カフェインなど)が、LESの筋肉を直接弛緩させる作用があると考えられています。これは、気管支を広げる作用があるテオフィリン(喘息薬などに使われる成分)と化学構造が似ているため、同様に平滑筋を緩める作用を持つためと考えられます。また、一般的に脂肪分が多く、前述のコレシストキニン(CCK)の分泌を促し、間接的にLESを緩める可能性があります。少量ですがカフェインも含むため、胃酸分泌を刺激する可能性もあります。

    柑橘系の果物・・・柑橘系の果物は、クエン酸などの有機酸を多く含み、非常に酸性度が高いです。胃酸の逆流で既に炎症を起こしている食道の粘膜に、これらの酸が直接触れることで、ヒリヒリとした痛みや灼熱感(胸やけ)といった刺激症状を悪化させます。一部の研究では、柑橘系の果物が胃酸分泌をわずかに刺激する可能性も示唆されています。

    トマト製品・・・
    トマトもクエン酸やリンゴ酸などの有機酸を多く含み、酸性度が比較的高い食品です。柑橘類と同様に、逆流で過敏になっている食道粘膜に直接触れることで、刺激症状を引き起こしやすくなります。消化に時間がかかる場合があり、胃の滞留時間が長くなることで逆流の機会を増やす可能性はあります。

    香辛料・・・唐辛子などに含まれる辛味成分カプサイシンは、食道の感覚神経を直接刺激し、灼熱感や痛みを引き起こします。胃酸による炎症がなくても、カプサイシン自体が強い刺激として作用します。辛い香辛料は胃酸分泌を促進する作用も持っている場合があります。また、消化管の運動を変化させることもあり、間接的に逆流に影響する可能性も指摘されています。

    アルコール・・・アルコールは、直接的にLESの筋肉を弛緩させる作用があります。少量のアルコールでもこの作用は現れることがあります。また、胃の粘膜を刺激し、ガストリンというホルモンの分泌を促すことで、胃酸分泌を促進します。食道の蠕動運動を低下させる作用もあり、逆流した胃酸を胃に戻す「クリアランス機能」を妨げますし、大量のアルコール摂取は胃の排出を遅らせることもあり、胃内容物の滞留時間を長くします。

    カフェイン・・・カフェインは、チョコレートと同様にメチルキサンチン類の一種であり、LESの筋肉を弛緩させる作用があると考えられています。また、胃酸の分泌を促進する作用があります。特に空腹時に摂取すると、その影響が顕著に出やすいことがあります。

    炭酸飲料・・・炭酸飲料に含まれる炭酸ガス(二酸化炭素)は、胃の中で気泡となり、胃を膨らませます。これにより胃の内圧が上昇し、LESが開きやすくなり、胃酸の逆流を引き起こしやすくなります。特に一部の炭酸飲料は酸性度が高いものもあり、それ自体が食道を刺激する可能性もあります。

    これらの食品や飲料の摂取は、GERDの症状がある人にとっては注意が必要ですが、反応には個人差が大きいです。ご自身の体調をよく観察し、症状が悪化する食品を避けることが大切です。
  4. 食後すぐの就寝: 重力の影響で胃酸が逆流しやすくなり、食道に留まる時間が長くなります。
  5. 喫煙: LESの機能を低下させ、胃酸分泌を促進し、唾液分泌を減少させます。
  6. ストレス: 自律神経の乱れを通じて胃酸分泌の増加や食道の過敏性に関与する可能性があります。

これらの要因が単独、または複数組み合わさることでGERDは発症し、症状を悪化させます。

私や周りの人々の場合はなぜ起きた?

私の場合は、高脂肪食や甘い物の慢性的な食べ過ぎが大きな原因だと思われます。さらには早食いと職業柄、どうしても不規則になる食事、とくに夕食は食べ終わると9時を過ぎてしまう事はザラ。

過去から現在にかけ、腹八分目という言葉を知らないのか・・・?!というくらい目いっぱい食べた日には、枕を高くしないと胃酸が上がってきて眠れないという夜も数知れず・・・。

さすがに60の声を聞くようになってからは、食べられる量自体が減ってきたので、常に胸やけがしたり、胃酸が上がってくるようなことは少なくなりましたが、数年前から受けている年に一度の胃カメラ検査では、食道の組織が胃と同じ組織に入れ替わってしまっている「パレット食道」になってしまっているといわれています。つまり、ガン化する確率がとても高いので、定期的に胃カメラ検査をするように。ということです。

このような私が、よくも健康を題材にしたブログを書いているもんだ…と申し訳なくも思いますが・・・。

私の場合は家系的に胃癌や胃潰瘍が多いので、胃に問題がある血筋なのであろう点なども関係していると思われます。もともとの体質や生活習慣、食事など様々な物が関与しているのであろうことは確かです。

つぎに私の母の場合です。

私の母は、胃が痛いなどと言っていたことは記憶にないくらい、胃腸が丈夫な人で、実際好き嫌いもなく非常に食欲旺盛な人でした。

高齢になってから背骨を何回か圧迫骨折したために腰が非常に曲がってしまったのですが、そのころから、胸が詰まるようになる。とよく言うようになり、同時にあれほど旺盛だった食欲がなくなってしまいました。

腰が曲がったせいで物理的に胃がおさわり、食欲がなくなってきているんだろうと思っておりましたが、そのうちに食事どころか水すら通らなくなってしまい、検査の結果、逆流性食道炎になっていることがわかりました。

とはいえ、薬をのんだところでたいして症状も改善せず、胸のつかえと食事が食べられないことは生涯引きずることになりました。

母の場合は腰が曲がったという物理的な原因が最たるものであると考えられます。

そして知人の場合。

この知人の場合はおそらくアルコールのせいだと思われます。

毎晩ご主人と晩酌されるとのことでしたが、その量を聞いておったまげ~。お二人で日本酒の一升瓶を毎晩1本は空ける。とのことでした。

胃酸が上がってきたり、胃に不快な症状があるわけでもなかったのの、慢性的な咳が長期間にわたり続いていたそうです。診察を受けたけれど、咳の原因がなかなかわからず、あちこちの病院へ行き、やっとのことで逆流性食道炎からの咳であることがわかったのだそうです。

このように原因は三者三様。つまり、様々な要因で逆流性食道炎は起こりうるということです。

こきあ相談薬店での逆流性食道炎へのアプローチ

こきあ相談薬店では今、現在の症状を和らげてていただくために逆流性食道炎に適した漢方薬をまず、ご紹介します。

具体的には牛の胆汁にオウバクやケイヒなどが処方された漢方薬です。

消化吸収を助け、胃酸を中和し、胃腸機能を整える効能効果をもつ漢方薬です。

それと同時に前述してきたとおりの生活の仕方、食事の摂り方などを詳しくお聞きした上での改善点などをご提案しながら、逆流性食道炎にならないための体づくりのための健康食品やサプリメントをご紹介しています。

具体的には下部食道括約筋(LES)の筋力アップのための、すっぽんエキスなどが入ったアミノ酸製剤、胃腸の働き自体を正常化し、強い抗酸化作用もある笹の葉エキス製剤、胃組織、筋肉の生まれ変わりを早める核酸製剤などなど、その方その方に合った、必要と思われる製剤です。

これらは残念ながら、今日飲んだからと言って明日良くなるというものではありません。しかも、逆流性食道炎自体が長年にわたる食生活や生活習慣で形成された病気であることを踏まえると、冷静に考えていただいても、短期間で改善するものではないとご理解していただけるでしょう。

しかし、数か月後、数年後を見据えると、ある程度の時間がかかっても根本から改善していくことのほうが重要であることもご理解していただけると思います。

今、逆流性食道炎の不快な症状で悩んでおられる方、薬を飲んでもなかなか良くならないと思われている方、一度こきあ相談薬店にご連絡ください。一緒に改善方法を考えてまいりましょう。

根本から治していくために

こきあ相談薬店ではお越しいただいた際に、お客様の生活スタイルや食事の摂り方などを詳しくお聞きし、それぞれお一人お一人に適した漢方薬、漢方食品、サプリメントなどをご提案すると同時に、その方に合った生活や食事の養生法をお伝えしています。

体調というものは一度正のスパイラルに入ると、どんどん良くなっていくものです。今現在、負のスパイラルに陥っているものを、正のスパイラルにもっていくことをサポートするのが我々がおすすめする物とアドバイスである思っていただければよいです。

これらを決め、始められるのはあくまでもお客様ご本人です。こきあ相談薬店が出来ることはそれを後方支援することです。

こきあ相談薬店へは下記の方法でご連絡いただけます。ご予約は公式ラインからご連絡いただくのが確実です。

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このブログはこきあ相談薬店の薬剤師 芳田がお届けしました。最後までお読みいただきましてありがとうございました。

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