温灸で”陽の気”を高めよう！！

こんにちは。こきあ相談薬店の薬剤師　芳田です。

本日もご訪問いただきましてありがとうございます。

ここ大阪は、本当にお彼岸を過ぎると、朝晩がずいぶんと涼しくなってきました。

この日を待ちわびていたはずなのに、涼しくなったらなったで、あの暑さに別れを告げるのが惜しいような・・・・

とこまで天邪鬼やねん～～～っ！

と、我ながら思ってしまいます(;^_^A

さて。

先日の秋分の日をさかいに自然界では”陰の気”が段々と増えていきます。

自然界は常に陰と陽がちょうどいいバランスを保っていることが理想的なのですが、これからの秋から冬にかけてのシーズンはだんだんと陰が幅を利かせてくるシーズンになりますので、私たちは積極的に陽の気を取り入れて、陰陽のバランスをとってあげる必要があります。

最近では夏場でもずっとクーラーのかかった所にいたり、冷たいものの摂り過ぎで、体のなかに陰が居座り続けている人も多いようです。

そもそも、陰と陽は？というと、

陰は熱を冷まし温度を下げる、落ち着かせる、静、夜、固める、内側、下側など、静的でうちに向かう作用

陽は熱を加え温度を上げる、活発にさせる、動、昼間、膨張させ発散、外側、上側など、動的で外に向かう作用

抽象的ですが、このように陰陽を表しています。

そのようなわけですので、体の中の陽の気が不足している人や体の中に陰の気が居座り続けている人は、体をあたためる力や、動かすためのエネルギーが不足気味であると考えられます。

つまり、夏でも体の冷えを感じたり、消化不良や下痢、頻尿、肌のたるみなど、各臓器をきちんと動かすエネルギーが不足してしまった結果の不調が起きたりします。

それでは、体のなかの陽の気を高めるには・・・

手っ取り早いのがお風呂に入って体を温めることです。

しかし、”気”（＝陽気）が不足している人が体を温めようと熱いお湯に入ったり、長風呂をすると、かえって体が疲れてしまって逆効果になることがあります。

半身浴や、お湯の温度に気を付けて、じんわり体が温まるように入浴してくださいね。

私がよくおすすめするのは、テレビなどを観たり、ゆっくりできる時に、500ｍｌのホット専用のペットボトルにお湯を入れて腰や太ももを温めてあげることです。

ペットボトルがない場合は、お湯で絞ったタオルをビニール袋に入れて同じように温めること。

コツは段々と温度が自然に下がっていくまで当てておくこと。

そうすると徐々に血管が閉じていき、温かさを体の中に閉じ込めてくれます。

また温熱効果をより高めるために、こきあ相談薬店では上記写真の温灸をお勧めしています。

これはヨモギを炭にしたものに火をつけて、専用の温灸器でツボや患部を温めていくものなのですが、

まず、ヨモギの温熱効果です。ヨモギは昔より温熱効果や血行促進、消炎効果や鎮痛効果があるとして民間薬として使われてきました。このヨモギの効果が炭にすることにより、においや煙が少なく均一で安定した効果が得られるようになっています。

さらに松桂エキスが配合されており、温熱効果、鎮痛効果、抗菌効果がパワーアップしています。

また、温灸器を使用することにより、面でツボをカバーすることができるので、少々ツボから外れていてもきちんと役目を果たしてくれます。（温灸効果があります）

ベルトとリングが付属していますので、背中や腰など手の届きにくいところも、一人でできること。

そして全身のツボがあるという耳に温灸ができるのが特徴です。

なんといっても服を着たままできること！！これが最大にして最高の特徴です。服を着たままお風呂に浸かっているような、じんわ～～りとした温かさを実感していただけます。

「さっ、温灸しよ！」と思い付いたら１分後には始められる。それほどお手軽にできるのがいいと、私は思っております。

私の前のブログには、温灸の勧めとして、また違う視点からも書いております。もしよろしければそちらもご覧になってください。（このブログの写真の温灸器は私の私物で、使い過ぎてボロボロになっています(;^_^A）

⇒https://kokiayobaablog.com/%e6%84%9b%e3%81%ae%e4%b8%8d%e6%99%82%e7%9d%80%e3%81%a8%e6%b8%a9%e7%81%b8

以上、陰の気が段々と満ち溢れる前に、体に陽の気を補うための温灸のお話を本日はさせていただきました。

このブログが少しでも皆様のお役に立てることを願っております。

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