朝起きられない、めまいやふらつきがある。貧血で立ち眩みがある、一年中手足が冷える・・・・などなどお話を聞いていると本当に不調を訴えられる方が多いです。
そしてまた、別の場面では「私、血圧が低いの」といわれる方もちょくちょくおられます。そして、同様に午前中にとても体調が悪かったり、頭痛やメンタル面など常に体のどこかに不調を抱えておられるような感じがします。
低血糖が非常に身体にとって危険であることを以前のブログに書きましたが、本日は低血糖と同じくらい身体にとっては危険な低血圧のお話をお伝えします。
もくじ
1.そもそも血圧って?
2.低血圧の定義は?
3.低血圧の種類は?
4.低血圧によって起こる症状は?
5.なぜ低血圧になるの?
6.低血圧を放っておくとどうして危険なの?
7.低血圧の対処法は?
8.まとめ
1.そもそも血圧って?
血圧のお話をする前に、まずは我々の身体の隅々まで張り巡らされている血管のお話をします。
私たちの体の中を流れる血液の通り道である血管は、大きく分けて動脈、静脈、毛細血管の3種類に分けられます。
- 動脈: 心臓から送り出された酸素を豊富に含んだ血液を全身に運ぶ血管です。心臓から強い力で血液を送り出されるため、血液の流れは速く、壁が厚く弾力性があります。心臓から離れるにつれて、徐々に細くなっていきます。
- 静脈: 全身から二酸化炭素などの老廃物を集め、心臓に戻す血管です。血圧が低い中で血液を心臓に戻すため、壁は薄く、静脈弁という逆流を防ぐ弁を持っています。心臓に戻るにつれて、徐々に太くなっていきます。
- 毛細血管: 動脈と静脈を繋ぐ、非常に細い血管です。この毛細血管で、血液中の酸素や栄養分が細胞に渡され、細胞から二酸化炭素や老廃物が血液中に回収されます。いわば毛細血管は、血液と細胞の間で物質交換を行うための場です。壁が非常に薄いため、酸素や栄養分が細胞にスムーズに渡され、二酸化炭素や老廃物が血液中に回収されます。したがって血液の流れもゆっくりしています。
- 体内の血管の99%は毛細血管が占め、もし全ての毛細血管を1本につなげると地球を数周できるといわれています。そのような毛細血管は以下のような体の隅々にまで張り巡らされ、生命維持に非常に重要な役割をしています。
・物質交換: 細胞に酸素や栄養分を供給し、老廃物を回収する。
・体温調節: 体温を一定に保つために、血液の温度を調節する。
・免疫機能: 病原体から体を守る免疫細胞が毛細血管を通って移動する。 - 以上のように、全身の血液流れ(特に毛細血管まで血液を届けること)が生命活動においていかに重要かがおわかりになったと思います。
そして、血圧とは?
血圧とは、心臓から送り出された血液が、血管の内壁を押す力のことです。例えると水道管を流れる水がパイプの内壁を押すようなイメージです。この力は、私たちの体の隅々まで血液を送り届けるために必要不可欠なものなのです。
上記のように生命活動に大切な役割をする血液を、身体の99%を占める毛細血管の隅々1本1本にまで送り届けるためには、心臓からたっぷりな血液が送り出されることが必要ですが、血圧を測ることで、心臓の働きや血管の状態について知ることができます。
血圧は、一般的に「上の血圧」と「下の血圧」の2つの数値で表されます。
- 上の血圧(収縮期血圧): 心臓が収縮して血液を送り出すときに、血管にかかる圧力です。
- 下の血圧(拡張期血圧): 心臓が拡張して血液を溜めているときに、血管にかかる圧力です。
血圧の正常値は、年齢や性別、生活習慣などによって異なりますが、日本高血圧学会のガイドラインでは以下の範囲が正常とされています。
- 収縮期血圧: 120mmHg未満
- 拡張期血圧: 80mmHg未満
高血圧とは、血圧が常に高い状態のことです。 - 診察室血圧: 収縮期血圧が140mmHg以上、または拡張期血圧が90mmHg以上
- 家庭血圧: 収縮期血圧が135mmHg以上、または拡張期血圧が85mmHg以上
一方低血圧とは、血圧が低い状態のことです。
- 診断基準: 収縮期血圧が100mmHg以下
数値的にはこのように定義されています。
現在日本人は、非常に多くの人が高血圧を抱えています。国民病と言っても過言ではないほど、一般的な疾患です。
具体的な数字として、日本人のおよそ3人に1人が高血圧と言われています。厚生労働省の調査によると、40代から70代では、男性の60%、女性の40%が、高血圧か高血圧の治療を受けているというデータもあります。
高血圧をほっておくと、脳卒中、心筋梗塞、腎臓病などの合併症を引き起こす可能性があることは知れ渡っており、治療の重要性が盛んに言われてます。
*余談になりますが、2024年4月より協会けんぽが未治療の高血圧の方に対して、医療機関を受診するよう勧める基準が、従来の収縮期血圧が140mmHg以上、または拡張期血圧が90mmHg以上の方全員から収縮期血圧が160mmHg以上、または拡張期血圧が100mmHg以上の患者さんに絞って勧めることになりました。
しかし、高血圧の診断基準自体は変わっておらず、従来通り、収縮期血圧が140mmHg以上、または拡張期血圧が90mmHg以上の場合に高血圧と診断されます。
自分は上の血圧が150だけれど160未満だから大丈夫と判断することは危険です。
一方で低血圧のほうはあまり重要視されていません。日本人の低血圧に関する正確な統計データも、高血圧ほど詳細には把握されていません。
しかし、一般的に、特に若い女性を中心に、低血圧の人が多いと言われています。 特に10代、20代の女性は、基礎代謝が活発で、血圧が低めの人が多い傾向があります。最近では子供から男性も低血圧の人が最近は増えてきているようです。
実は、低血圧もほっておくととても危険であることが分かってきています。次の章では低血圧で起こる症状についてお話します。
2.低血圧の定義は?
前章と重なりますが、一般に低血圧とは上の血圧(収縮期血圧)が100mmHg以下で、低血圧特有の様々な症状をともなう場合を低血圧といいます。
低血圧では上の血圧が重要視され、下の血圧(拡張期血圧)についてはあまり言及されません。
しかし、上の血圧と下の血圧の差(脈圧)は重要な指標になります。
一般的に上の血圧は臥位(横になった状態)でも立位(立った状態)でも変わりませんが、下の血圧は臥位から立位になると8~10㎜Hgほど上昇します。同じく心拍数も立位になると8~10/分ほど上昇します。
この範囲を超えると病的といえます。
病院で行うヘッドアップティルト試験(起立試験)では、患者が可動式のベッドに横たわり、安静に寝た状態で血圧を測定した後、ベッドが垂直の位置まで動き、再び血圧を測定し、その血圧の変動や心電図の変化を測定します。そのスコアにより低血圧の程度を判断します。
3.低血圧の種類は?
低血圧にも種類があります。
・急性低血圧
:ショック症候群・・・急性心筋梗塞の発作時のように心臓の機能が急激に落ちて低血圧症状を発症・事故による外傷性の出血や火傷・急性熱性疾患・腸閉塞のような末梢の循環障害などによって起こる。
:アレルギーによるもの
:アルコールによるもの(空腹でお酒を飲んだりすると急速にアルコールが吸収され、血管が拡張することにより血圧が低下する)
:人工透析によるもの
・慢性低血圧
:体質性低血圧・・・低血圧であっても日常生活に支障がない場合
:病的低血圧・・・日常生活に支障のある低血圧で、①本態性低血圧②起立性低血圧③症候性低血圧 があります。
①本態性低血圧・・・臥位(寝た状態)、立位(立った状態)といった体位に関係なく低血圧を示し、症状があるもの
②起立性低血圧・・・臥位(寝た状態)では正常な血圧(上の血圧)だが、立位(立った状態)になると21mmHg以上低下するもの。
原因不明の突発性起立性低血圧と、特定の理由があって二次的に低血圧を発症する症候性起立性低血圧がある。
③症候性低血圧・・・疾患がありその疾患により低血圧になってしまうもの。
これらがあり、慢性では起立性低血圧が最も多くなっています。
また、起立性低血圧にも種類があり、臥位から立位に変わってすぐに症状が出る「直後型」、立った後10分くらいかけてじわじわと血圧がさがる「遅延型」。その中間の「中間型」がに分かれ、若い人には「遅延型」が多く、高齢者には「直後型」が多いのが特徴です。
高齢者に多いのが、横になっている時は血圧が高いのに、立ち上がると低血圧になる高血圧兼起立性低血圧や、食後に急に血圧が下がる食後性低血圧、そして降圧剤を服用している人が、血管が拡張する夏場にストンと血圧が下がることもあるようです。
糖尿病で神経障害を起こしている人は、自律神経障害も起こしやすく、そのために起立性低血圧が合併症として起こりやすくなっています。
4.低血圧によって起こる症状は?
低血圧の症状は、人によって異なり、感じ方も様々ですが、一般的に以下のような症状が挙げられます。
- 立ちくらみ: 体勢を急に変えた時などに起こりやすく、めまいを感じたり、ふらついてしまうことがあります。
- めまい: 目眩を感じたり、物が回転しているように感じることもあります。
- 頭痛: 慢性的な頭痛や、起き上がった時に起こる頭痛などがあります。
- 疲労感: 慢性的な疲労感を感じることがあります。
- 低体温・冷え性: 手足が冷えやすいことがあります。
- 集中力の低下: 集中力が低下し、仕事や勉強に支障をきたすことがあります。
- 倦怠感: 体のだるさややる気の低下を感じることがあります。
その他の症状として、以下のようなものも挙げられます。
- 朝起きられない: 朝、なかなか起き上がることができない
- 寝つきが悪い:寝つきが悪かったり、眠れない。
- 食欲不振: 食欲が減退し、食事を楽しめない
- 乗り物酔い:乗り物にすぐ酔ってしまう
- 動悸: 心臓がドキドキする
- 息切れ: 少し動いただけで息切れがする
- 視界がぼやける: 視界がぼやけたり、物が二重に見えたりする
- 暑さ寒さに弱い:冷房に弱い、暑さや湿気に弱い、熱中症になりやすい
- 痛み:原因不明の全身の痛みがある
- 神経:パーキンソン病などの神経の病気
- やせ:太りたいが太れない
- 目:目が疲れやすい。目の下にクマができやすい
- アレルギー:花粉症やアレルギー性鼻炎がある
- 肩こりや腰痛:肩こりや腰痛、背中の痛みなど
- 消化器:胃炎や逆流性食道炎、過敏性腸症候群、便秘、原因不明の下痢
- むくみ:下肢がむくむ
- しもやけ:手足が冷える、しもやけができる
- 婦人科的症状:月経痛がひどい、生理不順、不妊、不育症、平均より早い更年期症状
- 泌尿器:夜間に何度もトイレに起きる、過活動膀胱
- メンタル:成績が落ちてきた、やる気が出ない、いつもストレスを感じる、うつ病と言われた、パニック発作をよく起こす、神経質、些細なことが気になる、不安感がある、不安定、恐怖感、取り越し苦労
などなど。もちろん、これらの症状は、すべて低血圧が原因というのではなく、低血圧以外の原因でも起こる場合があります。
低血圧により体の隅々まで血液の供給が十分にできないことによる症状は全身、多岐にわたります。
しかも低血圧は慢性的な場合がほとんどなので、体の症状だけでなく、精神的な影響、さらには社会的な影響、ひいては自己肯定感にまで影響を及ぼしかねません。(一例をあげると、ほかの人が出来ていることをどうして私はできないのか?!私はダメな人間だ。などと悲観的になってしまうこともあります。)
5.なぜ低血圧になるの?
この章ではなぜ低血圧が起こるのかをお話していきます。
そもそも血圧とは、第1章でもお話したとおり、血液を全身に送る心臓の力と、血液が抹消から心臓へ還ってくる力のバランスで決まります。
従って、血圧が低いということは、全身に血液を送っている心臓の働きが弱い(=心臓のポンプ機能が弱い)か、抹消の血管の抵抗性が低い(=押し戻す力が弱く、血液を押し戻せない)状態であるということです。
静脈には動脈にくらべると約4倍の血液があるといわれています。それが押し返されずに静脈に溜まったままのうっ血した状態であれば、体にとって良くないのは深く考えなくてもわかります。
さらに、東洋医学の気血水の考えかたでいうと、気と血はニコイチの関係で、気を生み出すものが血で、血を全身に運ぶものが気といいます。(血は気の母、気は血の帥)
したがって、血が少なくても気が少なくても血の巡りが悪くなると考えられます。
6.低血圧を放っておくとどうして危険なの?
第4章でもお話してきたように、低血圧が引き起こす症状は全身におよび、かつ、さまざまな不調がおこります。
もちろん、それらすべての不調が低血圧で起きているわけではなく、例えば貧血など、他の原因で起きている症状の場合もあります。
ところが、まさか低血圧が原因で起きている症状であるとは思われずに、他に原因があるのではないかと、次々に検査をされた結果、自律神経失調症です。といわれたり、「気のせいです」と言われてしまうこともあるようです。それほど今までの医療の場では低血圧は重要視してこられなかったということです。
ちなみに、自律神経失調症には「病名の屑籠」という俗語があるそうです。原因がわからなかったり、症状が特定できなかったりするときに用いられる便利な言葉ということです。
おなじように、鬱と診断されてしまうことも多いようです。
そして4章でもお伝えした通り、低血圧は慢性的なことが多く、身体的不調、精神的不調が続くと、会社や学校を休みがちになる、外出が出来ないなど社会的な影響が出てくることがあります。
また、人が出来ている事が私が出来ないのは私に能力がないせいなんだ。などと自己肯定感が低くなってしまうこともあります。
このようになると充実した日々を楽しむことすらできなくなってしまいます。
7.低血圧の対処法は?
まず自分の血圧を知ることが大前提になります。
血圧というものは様々な条件で目まぐるしく変化するものなので、1日に何回も、それを何日も続けて計測して、自分の血圧を把握することが大切です。普段は100以下の血圧しかないのに、たまたま測った1回が高すぎたり、あるいは正常値だったりということもあることもありうるからです。
起床時、朝、昼、晩の食事の前後、寝る前のだいたい毎日同じ時間に、深呼吸をした後に3回続けて、同じ血圧計で測ることをしばらく続けてみると、自分の血圧は高いのか低いのか、あるいは正常範囲なのかを把握できると思います。(理想はこれを1年くらいすると季節の変動もわかると思います)
今までの自分の不調が低血圧が原因ではないかという結論に達した場合には、生活の仕方や食べる物を変えていく必要があります。
一般的に低血圧の人は朝が弱いので、その分宵っ張りになることが多いようです。
しかし、体調を整えるうえでは規則正しい生活、とくに東洋医学では22時から2時までの間に気血が作られ貯蔵される時間だといわれていますので、遅くとも日付が変わるまでには寝るのがよしとされています。要するに、早寝早起きが大切です。
食事も規則正しくとることが必要です。規則正しく食事をとることにより、人の体は「そろそろご飯がやってくるから消化の準備を始めなくっちゃ!」と体の準備をするからです。
いつ食事が入ってくるのかわからないような不規則な食生活では、体が対応に困り弱ってしまいます。
特に朝ごはんは大切で、ホットミルク1杯でもいいので、何か口にする習慣をつけるといいです。
そして決して無理はせずに、疲れた十分に体を休めることも大切です。
同時に深呼吸や音楽などで体をリラックスさせることも大切です。
また、暑い季節には涼しく、しかし、冷房対策は十分にして、寒い季節には部屋を十分暖かくして、かつ、着る物などで体を温かく保つことが必要です。
とくに季節の変わり目では、低血圧の人は自律神経が乱れ体調を崩しがちになる方が多いので、早め早めにこまめに対応することが大切になってきます。
めまいや立ち眩みの対処法としては、ゆっくり動くこと。とくに寝ている状態から立ち上がる時は、いったん腰かけてからゆっくり起き上がるなどすることが必要です。また、高齢者は杖などを使って転倒の予防をされるのもいいと思います。
適度な運動は心肺機能を高め、筋肉を鍛え全身の血液循環をよくしますので、疲れない程度にスポーツをすることもおすすめします。
それが無理な場合は入浴するだけでも体に水圧がかかり、皮膚の静脈の血管運動神経を刺激し、心臓に還る血流を増やしますので効果的です。ただしこちらも長風呂は疲れてしまいますので、10分くらいの入浴にしておくのがよいようです。
次に、どのような物を、どのように食べればいいのかのお話です。
まず、できるだけ温かい食べ物や飲み物を摂るようにしましょう。
大根やゴボウ、レンコンなどの根菜類は体を温めますし、ニラやショウガなども体を温め血行を良くします。
反対に生野菜や生魚などは体を冷やしますので、温野菜、煮物、スープ類などできるだけ火を通した料理がおすすめです。
また、高血圧の方には塩分の多い食事は禁物ですが、低血圧の人は適度な塩分が必要です。その場合はミネラル分が整った天日塩を使った料理がおすすめです。
さらには、丈夫な血管や血を増やすためにたんぱく質も十分に摂ってください。
特に必要な栄養素としては臓器の、とくに心臓の働きをサポートするために、細胞がエネルギーを作り出すために必要な補酵素コエンザイムQ10(これは強力な抗酸化物質でもあります。)や、同じく心臓や肝臓を守るために抗酸化力の強いタウリンの摂取が大切になります。
コエンザイムQ10はイワシやサンマ、サバ、ウナギ、牛肉、豚肉、鶏肉、卵、大豆、ブロッコリーなどの食品に含まれていますが、残念ながらその含有量は少しです。
タウリンは牡蠣やイカ、タコにたくさん含まれています。
しかし、両者とも毎日の食事から必要量相当を摂るには大量に食べ続けなければなりません。(健康な人が健康を維持するには十分かもしれませんが、体調が悪い人が体調を改善するためには相応な量が必要になります。)
ですから、サプリメントや健康食品から摂られるのが効率的ではないでしょうか。
コーヒーや紅茶、お茶に含まれるカフェインは適量ならば自律神経の交感神経を刺激して心臓の働きを強め、血液循環を良くしますので、あくまでも嗜好品として楽しまれるのもよいのではないかと思います。(お昼間に1日1~2杯にとどめておいてください)
あとは、低血圧の方はとにかく疲れないようにすること、時にはのんびりと過ごすことなど、常に心身のゆとりを保つように心がけられることが大切だと思われます。
8.まとめ
実は高血圧の人より多いといわれている低血圧の人。
しかもそれは老若男女を問わず年々増加傾向にあるとも言われているようです。
低血圧の人はもともと生まれ持った体質に加え、生活習慣や食習慣により常態化していくことがほとんどで、それゆえ、自分の心身の不調の原因が低血圧であると思い至らない場合が多いようです。
つまり、この心身の不調には何か原因があるのかも?という思いで、あちこちの医療機関にかかって調べるものの、結局は原因がわからず「気のせいです。」「自律神経失調症です。」と結論付けられ、いつまでたっても良くならないどころか、かえって病状が悪化していく場合が散見されるようです。
さらにそれが続くと「私はなんてダメなんだ」と自分のことを否定してしまうようになってしまうこともあるようです。ここまでになると、その人の人生観や社会的意義にも影響をしてしまします。
違うんです。あなたは何も悪くない。血圧がきちんと保たれていないゆえ、体が本来の働きが出来ていないだけなんです。
もし、このブログに行き当たり、心当たりがあると思われた方は、まず、自分の血圧を把握されることをお勧めします。
そして血圧が低いと分かった場合、それに対してできることはたくさんあります。そして我々がそれをお手伝いできます。
本日の内容は、⇑⇑⇑ 今は亡き永田勝太郎先生の「本当は怖い低血圧 あなたのうつ、じつは低血圧かも?」を参考に書かせていただきました。
実際の講演をお聞きしたのは1度だけですが、数々のリモートや動画の講演、勉強会で、永田先生からはたくさんのことを教えていただきました。
人は生きていく上で、心と体の健康に加え社会的、実存的意義がとても大切なことであるという実存的医療モデルを導入され患者さん一人ひとりに寄り添う医療をされていた先生です。
コキア相談薬店の店頭でもお客様のお話をお聞きする時に、「私、昔から血圧が低いんです。」とおっしゃられる方は多いですが、「血圧が低くて○○なんです。」と言われる方はほとんどありません。 ご自分の不調と血圧を分けて考えられている方がほとんどです。
自分の血圧が低いことをご存じの方も今日から血圧を上げる努力をしましよう。私たちはそれをお手伝いできます。
以上、長くなりましたが、本日は実はほっておくと怖い低血圧のお話でした。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
コキア相談薬店 薬剤師 芳田里美
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