「布団に入ってもなかなか寝付けない」「夜中に何度も目が覚めて、その後眠れない」「まだ夜明け前に目が覚めてしまい、もう眠れない」といった経験はありませんか? これらは、不眠の代表的な症状であり、質の高い睡眠を妨げ、日中の活動にも影響を及ぼす可能性があります。

寝つきが悪い(入眠困難):布団に入ってもなかなか眠れない

入眠困難とは、布団に入ってからなかなか寝付けず、30分以上かかってしまう状態を指します。「早く寝なければ」と思えば思うほど目が冴えてしまい、焦りや不安を感じることもあるかもしれません。

入眠困難の主な原因

  • 精神的な興奮: 寝る直前まで仕事や勉強をしていたり、心配事や悩み事を考えていたりすると、脳が活発な状態になり、寝つきが悪くなります。
  • カフェインやアルコールの摂取: 寝る前のカフェインは覚醒作用があり、アルコールは一時的に眠気を誘いますが、睡眠の後半を浅くし、中途覚醒の原因になることがあります。
  • スマートフォンやパソコンの画面: ブルーライトは脳を覚醒させる作用があり、寝つきを悪くします。
  • 不規則な生活習慣: 毎日寝る時間や起きる時間がバラバラだと、体内時計が乱れ、寝つきが悪くなることがあります。
  • 寝室の環境: 明るすぎる、騒がしい、温度や湿度が不快な寝室は、入眠を妨げます。
  • ストレス: 日常的なストレスは、心身を緊張させ、寝つきを悪くする大きな原因となります。

入眠困難への対策

  • 寝る前のリラックスタイムを作る: 入浴、読書、軽いストレッチ、瞑想など、心身を落ち着かせる習慣を取り入れましょう。
  • 寝る前のカフェイン、アルコール、喫煙は避ける: 就寝前の摂取は控えましょう。
  • 寝る1時間前からはスマートフォンやパソコンの使用を控える: ブルーライトを避けるようにしましょう。
  • 規則正しい生活を送る: 毎日同じ時間に寝起きするように心がけましょう。
  • 快適な寝室環境を整える: 暗く、静かで、適切な温度と湿度の寝室を作りましょう。
  • 日中は適度な運動をする: 適度な運動は睡眠の質を高めますが、寝る直前の激しい運動は避けましょう。
  • 眠たくなってから布団に入る: 無理に布団に入っても寝付けない場合は、一度起きてリラックスしてから再度試しましょう。

夜中に何度も目が覚める(中途覚醒):眠り続けていられない

中途覚醒とは、いったんは眠りにつけるものの、夜中に何度も目が覚めてしまい、その後なかなか寝付けない状態を指します。熟睡感が得られず、日中の眠気や倦怠感につながることがあります。

中途覚醒の主な原因

  • 加齢: 年齢とともに睡眠が浅くなり、中途覚醒しやすくなる傾向があります。
  • ストレス: 精神的なストレスは、睡眠の質を低下させ、中途覚醒を引き起こすことがあります。
  • 身体的な病気: 頻尿、痛み、かゆみ、呼吸器系の病気などが睡眠を妨げることがあります。
  • 精神疾患: うつ病や不安障害などは、中途覚醒を伴うことが多いです。
  • 睡眠時無呼吸症候群: 呼吸が止まることで脳が覚醒し、中途覚醒の原因となることがあります。
  • アルコールの影響: 寝る前のアルコールは、睡眠の後半を浅くし、中途覚醒を引き起こしやすくなります。
  • 寝室の環境: 騒音や光、温度などが原因で目が覚めてしまうことがあります。

中途覚醒への対策

  • 寝る前の飲酒は控える: 特に寝る直前の飲酒は避けましょう。
  • 寝室の環境を整える: 静かで暗く、快適な温度と湿度を保ちましょう。
  • 日中の活動量を増やす: 適度な運動は睡眠の質を高めます。
  • ストレスを溜め込まない: 自分なりのリラックス方法を見つけ、ストレスを解消しましょう。
  • 夜中に目が覚めても焦らない: 無理に寝ようとせず、リラックスできることを試しましょう(軽い読書など)。
  • 気になる症状があれば医療機関を受診する: 頻尿や痛みなど、病気が原因で中途覚醒している場合は、その治療が必要です。

朝早く目が覚めてしまう(早朝覚醒):予定よりも早く目が覚めて、もう眠れない

早朝覚醒とは、予定していた起床時間よりもずっと早く目が覚めてしまい、その後眠れなくなってしまう状態を指します。特に高齢の方や、うつ病の方に見られることがあります。

早朝覚醒の主な原因

  • 加齢: 年齢とともに睡眠時間が短くなる傾向があり、早朝に目が覚めやすくなります。
  • うつ病などの精神疾患: 気分の落ち込みや不安などが原因で、早朝覚醒が起こることがあります。
  • 生活リズムの乱れ: 不規則な睡眠時間や、夜型の生活を送っていると、体内時計が乱れ、早朝覚醒につながることがあります。
  • ストレス: 慢性的なストレスは、睡眠のリズムを崩し、早朝覚醒を引き起こすことがあります。

早朝覚醒への対策

  • 規則正しい生活を送る: 毎日同じ時間に寝起きするように心がけましょう。
  • 日中に適度な運動をする: 適度な運動は睡眠の質を高めます。
  • 朝日を浴びて体内時計を整える: 起床後すぐに日光を浴びることで、体内時計がリセットされます。
  • 寝る前の過度な刺激を避ける: 激しい運動や興奮するような活動は避けましょう。
  • 心配事や悩み事は寝る前に持ち込まない: リラックスできる時間を作りましょう。
  • 早朝に目が覚めても無理に寝ようとしない: 布団の中でリラックスしたり、静かに過ごしたりしましょう。
  • 気になる症状があれば医療機関を受診する: 特に気分が落ち込むなどの症状を伴う場合は、うつ病の可能性も考慮し、医療機関を受診しましょう。

最後に

寝つきの悪さ、夜中の目覚め、朝早くの目覚めは、それぞれ原因が異なる場合がありますが、いずれも質の高い睡眠を妨げ、日中の活動に影響を与える可能性があります。ご自身の睡眠の状態を把握し、紹介した対策を試してみてください。もし、症状が改善しない場合や、日常生活に支障が出ている場合は、専門家に相談することも考えてみましょう。

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